「小学生からプログラミングの授業があるってことは、早くからタイピングの練習を始めるべき?」
「何年生から始めるのがいいのだろうか?」
子供のプログラミング学習のことを考え始めると、悩みが尽きませんよね。
そこで本記事では、子供でも楽しく続けられるおすすめのタイピングアプリ、タイピング練習をはじめるのに適切な時期や、進め方などを紹介していきます。
お子さんにそろそろタイピングの練習をさせたいと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
子供向けタイピング練習アプリおすすめ7選
ここでは、子供でも楽しくタイピング練習ができるアプリを、7つご紹介します。
- ココアの桃太郎たいぴんぐ
- 寿司打
- めざせ!タイピングマスター
- こどもタイピング(myTyping内)
- Popタイピング
- e-タイピング
- マイタイピング
タイピングが全く初めてのお子さまが楽しめるアプリや大人にもおすすめのアプリなど、さまざまな種類があります。
それぞれの特徴やおすすめポイントを説明していきますので、参考にしてみてください。
ココアの桃太郎たいぴんぐ
ココアの桃太郎たいぴんぐは、超初心者でもスタートできるタイピング練習アプリです。
人差し指で「J」を3回打つ、というような非常に簡単なところからスタートするので、タイピングが全く初めてのお子さんにもおすすめです。
やわらかい雰囲気で構成されていて、タイピング練習というよりはRPGを楽しんでいるうちにタイピングもできている、という感覚ですね。
たいぴんぐ道場というコーナーでは、ホームポジションから丁寧にレッスンをはじめてくれるので、指の位置もしっかりと自然に覚えていけます。
少しできるようになってきたら、旅を進めて行ったり、タイピング検定コーナーもあります。
楽しくて時間を忘れてやってしまわないように、体力ゲージがなくなると一定時間できなくなる仕組みになっています。やりすぎを防ぐことができるので、親御さんも安心ですね。
寿司打
少しタイピングに自信がついてきたら、寿司打をやってみてはいかがでしょうか。
とてもシンプルな作りになっていて、すきま時間にちょこっと遊ぶのに適しています。
お寿司が流れてくると、画面中央に単語がでてきますので、それをタイピングしていきます。お寿司が流れて行ってしまう前に打ち終わりましょう。
難易度が5段階に分かれて、さらに文字数でコースが3つに分けられています。
正確重視・速度必須・一発勝負など、自分のタイプに合わせて上級者でも楽しむことができる構成です。
めざせ!タイピングマスター
めざせ!タイピングマスターは、自分のレベルに合わせてタイピング課題をチョイスできます。
きほんコース(初心者むけ)と、じつりょくアップコース(初心者~中級者むけ)があります。
アルファベットの配置、指の動かし方のレッスン、2文字練習…と、段階的に進めていけるようになっています。
例文にことわざや名文書き出しなどを使っていて、そちらも勉強になりますね。
テンキーの練習もあります。
こどもタイピング(myTyping内)
マイタイピングというタイピング練習サイトの中にあるこどもタイピング。
子供でも知っているかんたんな単語が15問出題されます。
入力のスピードや正誤率によって、ランクとスコアが表示されます。
ミスの部分だけ再挑戦ができるので、自分の苦手な指がわかり、しっかり復習もできます。
短い時間でサクッと取り組めるので、長時間がんばれない子でも、飽きずに繰り返し練習できますね。
Popタイピング
Popタイピングは、1分間でどれだけの文字を打てるかに挑戦するタイピングゲームです。
文字を打つたびに、ポップコーンがはじけて散らばっていくのが爽快でクセになります。
ミスタイプでの減点はなく、とにかく文字カウントによって称号があたえられます。
ミスがなければないほど、ポップコーンがはじける量が増えてきます。
ランクではなく称号なので、少ないスコアでもガッカリ感はなく、親子でとても楽しめるシンプルなゲームです。
e-タイピング
100種類を超える豊富な例文で飽きることなく、楽しみながら練習できるのがe-タイピングの最大の魅力です。
無料会員登録をすると、指一本一本の使い方からスタートできて、さらにマイカルテで自分の成長をグラフで確認もできます。
会員登録をしなくても、十分しっかりと練習できます。
とにかく例文のバラエティが本当に豊富です。
子供におすすめなのは、しりとりのコーナーです。
「2文字やさしい」レベルからスタートすれば、ミスタイプも少なく、タイピングに自信をつけながら練習を進めていけそうです。
マイタイピング
先ほどご紹介した「こどもタイピング」が入っている元のサイトです。
マイタイピングは、誰でもタイピングゲームが簡単につくれるサイトです。
例えば、検索窓に好きなキャラクター名などを入れてみると、それに関連したタイピング練習がでてきたりして、小中学生にとっては楽しくて仕方ないでしょう。
「ひよこでも出来るタイピング練習講座」というコーナーで、基礎編~特訓編までを少しづつ進めながら、好きな例文タイピングも同時にやっていくことで、飽きずにどんどん上達すること間違いなしです。
子供向けタイピングアプリを選ぶポイント
せっかくタイピングに興味をもち、さぁやろう!という気持ちになっていても、続けられなければもったいないですよね。
やはり持続していくためには、子供のモチベーション・親御さんの負担や手間も大きなポイントになってきます。
ここでは、アプリを選ぶための主なポイント、3つを挙げていきます。
子供が飽きずに続けられるアプリ
なんといってもまずは、子供が飽きずに続けられるアプリを選ぶことです。
子供はすぐに興味関心があちこちに飛んでしまう生き物。
うちの子が飽きずに続けられるかな…と、心配になりますよね。
子供にもそれぞれ個性がありますから、仮に100人中99人がハマるゲームでも、残りの1人は違うゲームにハマります。
ぜひご自分のお子さんの興味に合った、長く続けられそうなアプリを選んであげてください。たくさんのタイピングアプリがありますから、一つに絞らず、色々と組み合わせてみるのもいいですね。
もし親御さんがタイピングができる方なら、お子さんの前でやってみせて興味をひかせるのも手です。逆にタイピングが苦手な方なら、一緒にできるようになろうよ!と誘ってみるものいいかもしれませんね。
最大の続けられるポイントは、お子さんを孤独にさせないこと。
誰かと一緒に楽しめると、大人でも子供でも長続きができるものです。
無理のない料金設定
はりきって最初から大きな金額をかけてはじめてしまうと、「せっかく買ったのに」や、「ちゃんとやりなさい」などと、お子さんにとっても親御さんにとってもプレッシャーになってしまいます。
今は無料で遊べるタイピング練習サイトやアプリが多くありますので、基本的にはあまりお金をかけずに手軽に練習していけます。
まずは無料で色々なタイプを楽しんでみて、もうワンランクステップアップしたくなったら、有料のものを検討してみるといいのではないでしょうか。
ダウンロード不要で利用できる
最後は、ウェブ上で手軽にできるということ。
「タイピング練習」などと検索ワードで調べて、興味をもったサイトやアプリをすぐにその場でやってみる、この手軽さは続けていく上でやはり大切なポイントです。
ダウンロードして、パソコン上に保存して、という作業はなかなか親御さんにとっては手間な作業です。
ダウンロード不要のアプリならば、ウェブ上でスタートボタンをクリックすれば手軽に遊べますので、数個のアプリを並行して遊んでいくのも持続できるポイントですね。
小学生のタイピングスピードの目安
目安としては小学校卒業までに10分間で150~200文字、正確な指使いで入力できるようになるのが理想といわれています。
小学生が実際どのくらいのタイピングスピードがあればいいのか、親としては気になるところですよね。
文部科学省の「教育の情報化に関する手引」では、下記のように表示されています。
- 小学校低学年:コンピュータの起動や終了、写真撮影などの基本操作
- 小学校中学年:キーボードなどによる文字の正しい入力方法
- 小学校高学年:キーボードなどによる文字の正確な入力
- 中学校修了段階:キーボードなどによる十分な速さで正確な文字の入力
- 高等学校修了段階:効率を考えた文字の入力
小学校高学年では『正確に入力できること』が目標で、中学生になると『十分な速さと正確さ』を求められるようになります。
しかし、中学生になったら突然タイピングがスラスラとできるようになるわけはありませんので、小学生のうちからある程度のスキルを身につけておいたほうが安心です。
2022年4月~9月に行われた第1回全国統一タイピングスキル調査では、小学5年生が1分間で入力する文字数平均は約49文字と、2015年の調査時の約8倍の文字数になっていることが明らかになりました。
この7年間で小学生のタイピングスキルが大変上がってきていることを表しています。
一方で、タイピングスキルには非常に個人差があり、自宅での練習をしている子としていない子での差がかなりあるようです。
子供がタイピングアプリを始める最適な時期
タイピングをスムーズに始められるタイミングは、高学年になる前で、ローマ字を習う小学3年生頃です。
さらに、学校でプログラミング授業が本格化するのは、高学年といわれています。
子供の適応能力の高さには、たびたび驚かされます。
言語の習得や道具の使いかたと一緒で、タイピングももちろん早く教えるに越したことはありません。
しかしローマ字入力をするにあたって、ローマ字を習う前にはじめるのはリスクが高いです。
ローマ字を覚えるのがメインになって、タイピング練習がイヤになってしまう可能性があるからです。
子供がタイピングの練習を始める方法
子供がタイピング練習を始める方法は、主に2つ。
- パソコン教室やプログラミング教室に通う
- 自宅でタイピングアプリで練習する
それぞれにメリットとデメリットがありますので、解説していきます。
パソコン教室やプログラミング教室に通う
子供向けのパソコン教室やプログラミング教室は、実際に通うもの、オンラインで学べるものと、今ではたくさんあります。
初心者から学べるコースもあり、そこではタイピングも教えてもらえます。
教室を使って学ぶメリットは、子供が1人でやるのではなく先生がついてくれること。
孤独にならず、安心して学ばせてあげられます。
さらにタイピングだけでなく、プログラミングのエキスパートへ向けて進んでいくことも可能です。
デメリットは受講料がかかることです。
ただ、他の習い事と同じで、パソコン技術習得のための費用と考えれば問題ないかもしれません。
自宅でタイピングアプリで練習する
ゆくゆくはプログラミングなども視野にはいれているけれども、とりあえずはタイピングだけを習得させたいというのであれば、無料でできるタイピング練習アプリがおすすめです。
自宅で練習するメリットは、リラックスした状態でゲームをしているように練習ができること。
手軽に始められるので、気負うことなくとりあえずやってみましょう。
デメリットは、お子さんが飽きてしまったりして、親御さんの声掛けなどが必須なところでしょうか。
しかし、一緒に楽しむなどとして続けられれば、親子の楽しい時間になることは間違いなしですね。
まとめ
お子さんがタイピングを始める方法についてご紹介してきました。
いずれ必ず触れることになるタイピングを、早いうちに楽しく進めていければ安心ですよね。
プログラミングを始めるにあたっても、タッチタイピングができている状態からスタートすれば、効率よく学んでいけることでしょう。
ぜひ、お子さんに楽しくパソコンを学べる環境を作ってあげてください。
それぞれに個性がありますから、その子にあった形を見つけてあげてくださいね。