子どもの習い事にプログラミング教室を選ぶ家庭が増えています。
IT化社会が進む今の時代において、大人だけでなく子どもにとっても必要な知識とさえ言われています。
子ども向けのプログラミング教室もどんどん増えてきました。
「せっかく通わせるなら評判のいい教室に通わせたい!」「どこの教室がいいのかわからない」
そんな方のために今話題のプログラミング教室の特徴をそれぞれまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
プログラミング教室を選ぶポイント
プログラミングは複雑な内容だけに、途中で挫折してしまうことも多くあります。
そうならないためにもその子にあった教室を選ぶことが大切です。
最初にプログラミング教室を選ぶうえで大事なポイントを5つお伝えしますので、そのポイントをしっかりと押さえたうえで、それぞれの教室の特徴をご覧ください。
カリキュラム内容
プログラミングといっても、内容は子どもの年齢やレベルによっても様々です。
LEGOなどで作ったロボットをプログラムして動かす教室や、WEB上でサービスを展開したりスマートフォン向けのアプリを作るなど。
ロボット作りに特化していて大会出場なども目指す教室、クリエイター系に特化した自由度の高い教室など、教室によって内容は異なります。
もしお子さんに明確な将来の目標がある場合には、それにあったカリキュラムを組んでもらえる教室を探しましょう。
使用教材
使用する教材によって、子どものやる気も変わってきます。
先ほど説明したLEGOブロックを使用した教室は、子どもにとっても興味がわきやすく楽しく学べますよね。
Scratch(スクラッチ)や、Viscuit(ビスケット)なども子ども向けプログラミング教室ではよく使われる教材です。
タイピングすることなく、直感をもとにプログラミングすることができるので、まだパソコンに慣れていないお子さんにおすすめです。
通学orオンライン
実際に教室まで足を運ぶ通学制か、自宅で学べるオンラインか、それぞれの良さがあって悩みますよね。
通学のメリット
- 対面での授業で安心感がある
- パソコンを持っていなくても教室で貸してもらえる
- 同じ教室に通う仲間ができる
通学のデメリット
- 送迎の手間による親の負担
- 施設費用などもかかるため月謝が高め
- 授業内容を親が把握しづらい
通学の最大のメリットといえば、パソコンやネット環境がなくても教室で貸してもらえるので自宅で用意する必要がない点です。
オンラインのメリット
- 送迎の手間がない
- 全国の教室から自分に合ったものが選べる
- 自宅で親も授業内容が把握できる
オンラインのデメリット
- パソコンなどのトラブル対応力がいる
- 対面ではないため先生との関係値が築けない
- 子どものやる気を継続させる工夫が必要
オンラインでは自宅にパソコンやネット環境を整える必要がありますが、通える範囲を考えなくてもいいため全国のいい教室・いい先生から学べます。
料金
一般的な習い事と比較するとプログラミング教室は月謝が高めに設定されています。
月々の月謝が5000円~6000円の習い事が多い中、プログラミング教室の月謝は1万円を超えるところがほとんどです。
そのほかにもロボットを作る際の専用キットなどの教材費が別途かかります。
オンラインで学習する際には、パソコンなども用意する必要があるため初期費用も必要になってきます。
ただ、通学制のプログラミング教室ですと施設費用などがかかりますが、オンライン教室では必要ないためその分、月謝は安い傾向にあります。
パソコンやネット環境がもともと整っている家庭にはオンラインでの教室がおすすめです。
対象年齢
教室によって様々ですが、未就学児からでも始められる教室もあります。
具体的には4歳ごろから始められる学習用ソフトなども販売されています。
難しい印象のあるプログラミング教室ですが、いざ体験にいってみると小学1年生くらいの子が多いです。
子どもならではの自由な発想やアイデアがプログラミングを学ぶ上ではとても大切です。
子供向けプログラミング教室おすすめ10選
では実際におすすめのプログラミング教室をご紹介します。
先ほど説明したポイントを踏まえてご覧ください。
テックキッズスクール
- 日本最大級の小学生専門プログラミング教室
- Scratchを用いたビジュアルプログラミングを採用
- 授業料は月4回で23100円と高め
テックキッズスクールは小学生専門のプログラミング教室で、中高生には対応していません。
ロボットを使ったロボットプログラミングは行っていませんが、ゲーム・アプリの作成に特化したビジュアルプログラミングを使った授業を行っています。
料金は高めですが、質の良い授業が受けられることから入学できない時もあるほど人気の教室です。
リタリコワンダー
- 集団での講義形式ではなく個々に寄り添った少人数制でオンラインも可
- ロボットやゲーム・アプリ制作などコースは様々
- 授業回数は月に2回or4回で1回5000円程
リタリコワンダーでは年齢やスキルも様々な子どもたちが集まっています。
いろいろなコースの中からその子のスキルにあったカリキュラムが組んでもらえるため、自分に合った授業が受けられます。
オンライン教室での受講も可能なため、遠方の人でも問題ありません。
授業時間が対面授業よりも短いことから料金はオンラインの方が安くなっています。
N code Labo
- 世界最先端のネットの高校「N高等学校」と同系列の教室
- ロボット・ゲーム・アプリ制作のほかPythonを用いたAIプログラミング
- 授業料は月4回で22000円程
N Code Laboはネットの高校と呼ばれる「N高等学校」を運営する、角川ドワンゴ学園のプログラミング教室で、N高の本格的なプログラミングが学べます。
教室数が全国に4つと少ないですが、オンラインでの受講も可能です。
週1回の受講で月に22000円、週4回の受講で月に88000円とパソコンをレンタルする場合には別途料金がかかります。
キュレオ
- 47都道府県で2700と教室数は国内ナンバーワン
- 独自の世界観とキャラクターが特徴
- 授業料は月4回で9900円程
キュレオは全国に2700もの教室があるため、教室の見つけやすさ・通学の便利さにおいてはダントツとなっています。
本物のゲームさながらの魅力的なキャラクターやストーリーで、夢中になりながら学べるのが特徴です。
月4回で9900円という安さと、教室の見つけやすさから初めてでも手を伸ばしやすいプログラミング教室といえます。
e-crefus(イークレファス)
- オンラインに特化したロボットプログラミング教室
- Crefusでのプログラミング技術が学べる
- 授業料は月8800円程
ここまでのプログラミング教室とは違い、ロボット制作に特化したプログラミング教室です。
ロボット教室はプログラミング技術とロボット制作技術が同時に学べます。
Crefusというプログラミング教室のオンラインコースがe-crefusになります。
月々の料金は8800円と安価ですが、初期費用としてロボットキットを購入する必要があり、58000円程かかります。
エジソンアカデミー
- 学校教材メーカーの「アーテック」が運営するロボットプログラミング教室
- 初期からパソコンを使ったプログラミングに取り組める
- 授業料は月2回で10000円程
教育教材のアーテックが運営するロボットプログラミング教室です。
全国に800以上の教室があり、大手進学塾「明光義塾」がFC加盟店となっているため、見つけやすさにも定評があります。
月々の料金は月2回で10000円程かかりますが、初期費用のロボット購入費は40000円程とそこまで高くないです。
ロッボクラブ
- フィンランド式の教育メソッドで英語で学ぶロボット教室
- 様々な国籍の講師が在籍
- 授業料は月4回で23000円程
ロッボクラブの最大の特徴は英語とプログラミングが同時に学べること。
ロボットプログラミング技術や電子回路設計などの学習が、英語環境で学べるのはとても魅力的です。
プログラミング技術を使った仕事では、英語を話せた方が優位に働く場面もあります。
月々の料金としては高めですが、英語も同時に学べるためお得です。
D-SCHOOLオンライン
- ゲームを使った学習プログラムが豊富なオンライン教室
- マインクラフトなどの多彩なコンテンツ
- 月額3980円で100以上のコンテンツが受け放題
D-SCHOOLオンラインは自宅で楽しく学べるがコンセプトのオンラインスクール。
子どもに大人気のマインクラフトを使った教材や、子どもが楽しめるコンテンツが豊富です。
マインクラフトは欧米でも高い評価を受けており、学校の教育教材にも用いられています。
ゲームが好きなお子さんには特におすすめです。
月額3980円のサブスク制度で他社に比べて手ごろな値段も特徴です。
進研ゼミプログラミング講座
- 無料の講座と有料の講座がある
- 小学校で受けるプログラミング授業と内容が同じ
- 有料のプランでも月に3000円程
進研ゼミのプログラミング講座には追加料金のかからない無料のものと、追加で3000円支払って受講する有料のものがあります。
本格的に学びたい場合には有料プランがおすすめです。
毎月払いだと月に3480円、半年の一括払いだとひと月3300円、1年一括払いだと2900円になります。
Z会プログラミングシリーズ
- iPadを使って行う通信講座式のプログラミング講座
- LEGOブロックを取り入れたロボットプログラミング
- 費用は月に5000円程
自分で組み立てたLEGOブロックにiPadのアプリでプログラミングを行います。
パソコンではなく、iPadを使用するため初期費用が抑えられます。
毎月払いだと月に5000円、1年一括払いだとひと月4250円です。
初回にLEGOブロックを使った専用キットを購入するため、別途26000円程かかります。
習い事にプログラミング教室をおすすめする理由
子どもの習い事にプログラミングがおすすめな理由をご説明します。
プログラミング教室に通うことによってどんな良いことがあるのか?ご覧ください。
小学校のカリキュラムで必修化
2020年度より、小学校の国語・算数・理科・音楽などの教科に加えてプログラミングを交えた教育がスタートしました。
プログラミングが教科として増えるのではなく、国語や算数とセットで学びます。
早い段階でプログラミング教室に通うことで、学校での授業対策にもなります。
将来の選択肢が増える
IT化が進み、仕事でパソコンを使うことが当たり前の世の中になってきました。
今でこそプログラミングは専門的な分野といえますが、子どもたちが大人になるころには一般的な教養となる可能性も十分にあります。
いざ学ぼうと思ったときに、慣れていないパソコンの勉強って大人でも難しいですよね。
そうならないためにも、子どものうちからパソコン操作に慣れておくことで将来選択できることの幅がぐっと広がります。
創造力が培える
小さなころに砂場で遊んだりブロックを組み立てたり、想像するものが目に見える形になると楽しいですよね。
特にロボットプログラミングなどは頭の中にあるものがブロックとして形になり、しかもプログラミングすることで自分で動かせるのです。
そういった成功体験が子どもの創造力を高めることに繋がります。
まずはプログラミング教室の体験授業に行こう
どのプログラミング教室にするか迷ったときは、体験授業に行ってみましょう。
多くのプログラミング教室では、授業の様子や講師の雰囲気を確かめられる無料体験授業を土日をメインに行っています。
人気の教室では一か月先まで予約が埋まっている場合もありますので、気になる教室があれば積極的に無料レッスンの申し込みから始めてみましょう。
まとめ
記事のまとめ
- 教室を選ぶポイントは大きく分けて5つ
- プログラミング教室はオンラインとの相性が抜群
- 教室によって値段や授業回数は様々
- 使用している教材によっても学べる内容は違ってくる
- 迷ったらまずは体験授業に行ってみよう
子どもの習い事を選ぶ際に重視するポイントは家庭によって違いますよね。
通いやすさや値段など、そのポイントは様々です。
オンラインでの授業と聞くと、不安を覚える人も中にはみえるかもしれません。
しかし、プログラミングの学習とオンライン授業は電子機器を扱うといった点でもとても相性がいいのです。
教室によってはLIVE配信機能を使って授業を行ったり、チャット機能を使って質問したり、授業の形もどんどん変化してきています。
一番大事なことはお子さんが興味を持ってやりたい!と思えるかどうかです。
モノ作りが好きなお子さんならロボットプログラミングがメインの教室を、ゲームが好きなお子さんならマイクラなどゲームをしながら学べる教室をおすすめします。
まずはそれぞれの教室の体験授業に足を運んでみてください。